「雲谷のお話」
青森の方はご存知ですが
雲谷と書いて‘もや’と呼びます
今でこそ雲谷峠は
青森市民が気軽に訪れることができるスキー場ですが
1934(昭和9)には当時の実業家さんが
プライベートでヒュツテを建て
スキーを楽しんだと記録にあるのみで
いまのように市民がスキーをする場所ではありませんでした
うんと昔は浅虫が“市民スキー場”だったそうです
雲谷は地元の人や、
一部の人がスキーをたまにすることはありましたが
青森市民がスキーを楽しむ場所ではなかったんです
そんな雲谷に
運動具店イシダスポーツ社長が
仲間の協力を得
ロープトウを設置、
雲谷スキー場がオープンしたのが1959年12月です
本来、行政がやるべきような事を
私財を投げ打って
個人の力が原動力となって出来たのが
雲谷スキー場なんだそうです。
うそみたいな本当の話です
その後雲谷スキー場には
スカイランドなどの施設も出来
娯楽の場と定着して行きます
1969年11月雲谷スカイランドホテルが開業、翌年の4月にパノラマタワーや
ジェットコースターがオープン
青森でも珍しいジェットコースターなどを楽しむ為、多くの市民が訪れましたが約30年前に廃業しました。
記憶が曖昧ですが、施設のトラブルで消防のレスキュー隊も出動したこともありました。
子供心になぜかきしむジェットコースターの音が怖かった記憶がありますが、今思い返すと妙に懐かしいです。
現在は遊園地は無くなってしまいました
スキー場も
駐車場が狭いうえ、
施設が時代に対応できなくなったことなどの声が強まり
1998年4月、通年観光を目指したモヤヒルズとして衣替えし、全面開業しました
https://www.toonippo.co.jp/photo_studio/110mountains/aomori/moya/index.html