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昭和天皇の料理人「谷部金次郎」氏のお話

   

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昭和天皇の料理人「谷部金次郎」氏のお話

〜天皇が食べられたもの〜

「人間は土からは離れられない」

この秋函館にて開かれました津軽海峡料理人フォーラムに

天皇の料理番の谷部金次郎さんも御出席されてまして

フォーラムの後

同じテーブルになったもので

お話をさせて頂きました

フォーラムでは

昭和天皇が普段召し上がっていた献立は、意外にも質素なもので

それはごくごく一般的な、家庭の食卓に並ぶものと同じ料理

毎日同じ方の食事をお出しするわけですから、飽きのこない料理を作る必要があり

料理番として最も頭を悩ませていたのは、このことで
天皇家の普段のお食事は、贅を尽くしたごちそうではなく、野菜中心のバランスのとれた献立

というようなことをおっしゃってましたが

その後同じテーブルになられた時に

陛下は焼きいもがお好きだったそうで、
皮つきのまま召し上がっていた

というようなことをおっしゃってました
「一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)」という考えで、食べ物全体を食べるという考えが宮廷にずっとあるそうで

一部分だけ食べたのでは偏りがあるので全てをいただく

野菜は葉も根も実も食べ、

魚は頭から尾まで食べ、全てをいただく

栄養素は、その食物全体にあるのですから、一部分だけ食べたのでは偏りが生じます。

料理人としてこの事を守りながらも

余すところなくすべていただく

という事をおっしゃってました

“いただきます”

と言いますが確かに食べ物は人間の為に存在しているわけでなく

その全ての命をいただくことに感謝する



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これは宮廷に限った事ではありませんが

下下の世界の見本になるような世界観がそこにあることに

深く感動しました。

後、ちょっとした興味でお聞きしたんですが

『お毒見』はあるのですか?

とお聞きすると

「それはありません。お殿様がいつ家臣に裏切られるかわからない時代のお話ですね」

ということでした。

後、矢部さんのお母様がおっしゃってたそうですが

「住んでいるところの一里四方のものを食べて暮らせば、丈夫でいられる」といことを

地産地消という言葉が生まれるずっと前からよく言っていたそうで

日常暮らしている土地で穫れる季節のものを食べることで、体は環境に調和し、健康でいられますよね

暑い地域や季節には体を冷ます作物が穫れますし、

逆に寒い地域や季節には体を温める作物が穫れますからね

人と環境は、離れられないですよね

その土地、その季節に穫れるものを食べることで、一元一体となりますよね

このようなお話をお聞きしたんですが

とっても感慨深く思いました

余すところなくすべていただく

忘れがちですが、大事にしたい言葉です

街グルメ青森

記事編集/鈴木勇(グローバルキッチンサイゴン所属)

 

 


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