甘精堂本店

『甘精堂本店』

明治時代に考案された
「昆布羊羹」は今も看板商品

明治 24年初代当主が、
小さな茶店を開き
大火で店が焼けて
現在の夜店通り角へ移転したのが大正 11年
なんと110年以上の歴史があります。

全体の生産量の約６割を占めるという昆布羊羹
作ったのは２代目当主

近海で豊富に穫れた昆布を使って
北国らしいお菓子を作ろうと思い
当時としては相当にユニークな
昆布を羊羹にするというアイディアを思いつき
形にしました！

羊羹は砂糖の塊
ただ甘いだけ、というのも多いですが
昆布の旨味がミックスされ
上品なお菓子になっています。

多分、青森に育った
先人達はみんなここの
昆布羊羹を
一度は食べているんだと思います

羊羹ではあるものの、甘すぎないので、
みんなに楽しんでもらえるでしょう。

昆布羊羹は、食べる人をあまり選ばない、
万人に愛される青森土産の一つといえます。

でも考えてみると
ただ昆布を羊羹に練り込むだけだと
昆布特有の生臭さが残ったりしそうなもんですが
そこにはやはり独自の製法があるんでしょうね
すごいな〜と思います
ほんと美味しいんですもん＼(^o^)／
昆布羊羹というオリジナル商品の開発を契機に、
その後、歴代の当主は
和菓子を土台にしながら
一方では時代に対応した新商品づくりと
時代にあったお店作りを展開しております

現在の当主は５代目ですが
この方は、和菓子ではなく、
オーストリア国家公認の洋菓子づくりのマイスターでもあり
洋菓子部門ウィーン菓子「シュトラウス」を開業し
こちらも和菓子共々
味わいがあるヨーロッパ風インテリアと洋菓子が皆さんに愛されております