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青森の大実業家・大坂金助の話

   

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「青森の大実業家と遊郭、みちのく銀行の意外なつながり」

青森市の「港町」

そこには大正当時には
東北でも一、二といわれ柳原遊郭がありました。

この港町の辺りを買い取り
港を臨む私有地を埋め立て巨大遊郭を築いたのが
当時の実業家「大坂金助」
彼の名にちなみこの付近は昭和54年以前は「大坂町」と呼ばれていたそうです。

当時、柳原遊郭は
堤川向こうから
当時としては高い木造建ての貸座敷(かしざしき)が並び

店先には、
当時出来立てのガス灯が灯(とも)され、
夜になれば華やかな賑(にぎ)わいの様子が、対岸からも見られたそうです。

今日は
青森市にて一代にして巨万の富を造り
青森市の有力者となった「大坂金助」のお話です

大坂金助は市政財界の巨星と言われるほどの実力者でした。

大正14年(1925年)3月18日

大坂金助の葬儀が行なわれた時
葬儀に1千人を越す会葬者があったそうです。

2回の議長活動を含めた
市議会議員としての活動は36年
このほかにも、県議会議員、衆議院議員、貴族院議員を歴任し

青森商業銀行を創設して初代頭取
青森電灯株式会社、株式会社青森倉庫、青森ガス株式会社などを次つぎと創設しています。

すんごい活躍ですが
大坂金助の生い立ちを見てみると
まさに波乱万丈という感じです。

青森市蜆貝町(現在の青柳および本町)で弘化2年(1845年)に生まれた大坂金助は

父を7歳の時に亡くし、
病気の母の看病をしながら
魚の行商などをして生計を立てるも
最愛の母も18歳の時に亡くなって
ただ1人の弟も早くに失ってしまいます。

日々の暮らしにも困るような貧困
生涯孤独となり放浪

一時はヤクザ世界・侠客きょうかくの仲間に入ったともいわれ

破天荒な生活を送りましたが、結婚をしてから立ち直っていったそうです。

明治5年(1872)3月25日、
松森町(現在の青柳、堤町、本町の一部)・博労町・塩町・莨町・堤町・茶屋町で506戸を焼失する大火がおきます。

大火で当時塩町にあった遊郭も全て焼き尽くされたそうです。

大坂金助は
大火からの復興のために職人などの出入りが激しくなることを予想、
近くに大金楼という貸座敷店を開いたのです。

大坂の予想が的中し、店は繁盛します

大坂は、貸し座敷の他にさらに
酒造業や貸金などによって資産を蓄え

その資産をもとに堤川以東の広大な土地を買収、
青森市一番の大地主といわれるまでに成長します

大坂金助が買い占めた
堤川河口東側一帯の土地は
この時から大坂町と呼ばれるようになります。

場所は青柳橋、石森橋の際
近隣の廃棄物と堤川からとる砂利で土地を埋め立てたそうです。



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難しい事業でしたが
努力の甲斐もあり強固な土地に出来上がりました。

この時の土地の買い占めには
大坂のある思惑がありました。

それは、青森駅の建設予定地になると見込んだからなのです。

明治15年、青森-東京間に東北線の鉄道建設を計画した時、
終着となる青森駅舎用地は

日本鉄道会社は大坂町を駅舎用地にする予定と情報を得ていたわけです

ところが
大坂町の買い占めにより
地価が高騰
用地買収に困難が生じます。

結局、駅舎用地は候補外であったものの、
地価が安かったことから安方に決まったそうです。

当てが外れた大坂金助

せっかく、苦労し埋め立てた大坂町をどうするか

そこで思いついたのが
先の大火で焼き払われた塩町の遊郭を誘致する事でした

誘致された遊郭は、その後、東北、北海道で随一と言われるまでの規模になっています。

1909年の時点で貸し座敷が34軒、娼妓が237人
面積を概算した資料によると
東京ドームの約二倍の面積で
遊郭の中には蕎麦屋や鰻屋もあったそうです。

大坂金助のその後の活躍は続きます

明治27年
青森商業銀行を創設して初代頭取となり
青森電灯株式会社、株式会社青森倉庫、青森ガス株式会社などを次つぎと創設

このほかにも、市会議員、県議会議員、衆議院議員、貴族院議員を歴任し、青森政界では、政友会系の重鎮として権勢を誇った。

紹介しきれないほどさまざまな事業を通して青森市に貢献した、影響力のある存在
青森市を語る上では欠かすことの出来ない人物、大坂金助

映画や、小説になってもおかしくない話だと思います

大坂金助が初代頭取として創設した青森商業銀行はのちに
合併名称を変えて
今、青森県の家庭の銀行として知られる
みちのく銀行なっています。

ところで
当時は栄華を誇った柳原遊郭でしたが
その後柳原遊郭は火災にあい焼失
東北本線南側の旭町森紅園(しんこうえん)へ移転しました。

街グルメ青森
記事編集/鈴木勇(グローバルキッチンサイゴン所属)

参考資料
『新青森市史』資料編6

書籍『めご太郎』星羊社
写真転載もさせていただきました。
http://www.komakino.jp/h20-renkeiten-1/h20-renkeiten-1.htm
http://denki.jongara.net/topics/rekishi.html

http://www.michinokubank.co.jp/about/company/gaiyo/enkaku.html

 


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